イオン 老犬ホーム [経済]
イオンが犬の介護施設、老犬ホームを開設
イオングループの「イオンペット」(市川市)が今月、犬の介護施設を
イオンの旗艦店「イオンモール幕張副都心」に開設します。
「老犬ホーム」と呼ばれる小規模業者の介護施設はこれまでにもありましたが、
流通大手が高齢化の波を受けてペット介護事業に乗り出す形です。
自由に記述する部分
老犬ホームって何?? その実態は?
これまでも老犬ホームという犬の介護施設はあったそうです。
昨年9月に施行された改正動物愛護管理法により、
ペットを最期まで責任を持って飼育することを義務付けられました。
しかし「認知症」による夜間の遠ぼえや、
お年寄りが飼育する犬が高齢化で歩行困難になり“老老介護”状態に陥るなど、
苦難に直面する飼い主も少なくないそうです。
そういったニーズを汲み取り、24時間体制のケア体制を充実させた
施設が全国に出来ていく運びとなったそうです。
犬にも認知症があることを初めて知りましたが、やはり
お世話を出来ない問題というのがあるのですね。
ですが問題も多々あり、預かるだけのペットホテルとの境界があいまいで、
24時間ケアを謳いながら、実態とは程遠いという現実があります。
熊本県菊池市の老犬ホーム「トップ」を運営する緒方心さんは
「ペット介護はこれまで一般的でなかった。運営の仕方が各施設によってまちまちなのも問題だ」と指摘
しており、業界としての基準を早く作るべきと提言しています。
自由に記述する部分
老犬ホームの気になるお値段は?
イオンペットによると、料金は犬の体重などによって異なるそうですが、
1匹につき1カ月約10万円からで調整中ということです。
人間と比べるのも変な話ですが、介護施設に1ヶ月利用すると約15万くらいですから
動物にも高齢化の波が来ているのだと実感します。
施設は100~130平方メートルになる予定で、1匹当たり約1・5平方メートルのスペースを確保。
当初は約20匹の受け入れを想定しているということ。
同じショッピングモールにある動物病院に24時間態勢で獣医師が待機し、
併設するドッグランやペットジム、ペット用プールと連携して
専門スタッフが食事や運動の介助といったケアに当たるという充実ぶり。
イオンモール幕張新都心に行きましたが、ペットモールという
専用のモールがあるので、あらかじめ施設のオープンを予定していたのでしょう。
大資本だからこそできるかもしれませんが、業界としての標準を
イオンに作ってもらいたいものです。